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京橋の喧騒に、静謐な和の空間を。30坪の店舗改装における「和モダン」への挑戦

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
店舗専門の不動産事業と、リフォームリノベーション事業を行っております。

今年、京橋の片町にて店舗内装工事を行いました。

京橋の活気ある街並みに、静寂と気品を添える30坪の店舗改装プロジェクト。 今回の施工では、伝統的な和の精神をベースにしながら、現代的な「グレー調」の色彩を大胆に取り入れることで、洗練された和モダンの空間を創り上げました。

以下に、その詳細な施工プロセスとこだわりをまとめた記事を作成しました。

大阪・京橋。多くの人々が行き交うこの賑やかな街で、一際異彩を放つ落ち着いた佇まいの店舗が完成しました。
約30坪という、ゆとりある空間を活かした今回の改装工事では、伝統的な和風の仕上がりをコンセプトに据えつつ、現代のトレンドであるグレー調の色彩を融合させることで、これまでにない上質な空間を追求しました。

1. 骨組みからの再構築:空間をデザインする間仕切り

店舗のレイアウトを決定づけるのは、基礎となる構造です。まずは既存の古くなったカウンターを解体・撤去し、空間を一度ゼロの状態に戻しました。そこからLGS(軽量鉄骨)を用いた間仕切り造作を行い、厨房、客席、そして今の時代には欠かせない喫煙所という各エリアを効率的、かつ美しく配置しています。

LGSによる精密な骨組みは、後の壁紙や塗装の仕上がりを左右する重要な土台となります。30坪という広さを活かし、圧迫感を感じさせない絶妙な高さと距離感で空間を仕切りました。

2. グレー調の塗装が魅せる、正面の表情

今回のデザインにおいて、店舗の「顔」となる正面部分には特にこだわりました。和風のコンセプトを現代的に解釈し、正面にはグレー調の塗装を施しています。

このグレーは、単なる灰色ではありません。時間帯や光の当たり方によって表情を変え、周囲の賑やかな看板群の中で、一線を画す落ち着きを放ちます。和風の木製扉や暖簾との相性も非常に良く、京橋という街に新しい洗練をもたらしています。

3. 足元から伝わるこだわり:土間左官とフロアタイル

店舗に入ってまず目に飛び込んでくるのは、職人の手仕事が光る床面です。
アプローチ部分には土間左官を採用しました。コテ跡がわずかに残る左官仕上げ特有の質感は、既製品には出せない深みがあり、和の情緒を強く感じさせます。

対照的に、メインのフロアには耐久性とデザイン性を兼ね備えたフロアタイルを施工。
土間の質感と自然につながるような色調を選ぶことで、空間全体に統一感を持たせつつ、日々の清掃やメンテナンスのしやすさという実用面もクリアしています。

4. 視覚と触覚に訴える壁面:千番クロスの採用

壁面には、質感に定評のある千番クロス(1000番クラスのハイグレード壁紙)を使用しました。
一般的なクロスに比べて厚みないため、下地の補修にも非常に気を使いました。

繊細な織り目や素材感が特徴のこの壁紙は、和モダンな空間を演出する上で欠かせない要素です。
正面塗装のグレー調とリンクするような落ち着いたトーンを選ぶことで、空間全体を包み込むような柔らかい空気感を演出しています。

5. 光の演出:ダウンライトが創る陰影

内装の美しさを最後に引き立てるのは光です。
電気工事では、天井をフラットに保てないという条件のもとであったため、必要な場所にだけ光を落とすダウンライトを中心に配置しました。

商品はオーデリック製品のユニバーサルダウンダウンライトを使用し、照明の方向や向きを調整できるようにしました。
あえて全体を明るくしすぎず、陰影を強調することで、千番クロスの質感や左官の凹凸が浮かび上がります。この控えめな光の使い方が、大人の隠れ家のような「和」の高級感を完成させています。

7.喫煙所設置という「おもてなしの進化」

最後に、間仕切り造作の一部として組み込んだ喫煙所についても触れておかなければなりません。
かつての和風店舗では分煙が曖昧なことも多かったですが、現代においては「空気の質」もまた内装デザインの一部です。

LGSで組まれた壁体の中に、高機能な吸排気システムを隠蔽し、扉の開閉時にも煙が漏れ出さない気流設計を施しました。内装は店内のグレー調と統一感を持たせ、喫煙所という隔離された空間であっても、店全体の和のコンセプトから逸脱しないよう配慮しています。

締め:京橋の店舗にはないお洒落なモダンな内装

今回の京橋でのプロジェクトは、和という伝統的なテーマに、グレー調という現代的なエッセンスを加えることで、単なる「和風」を超えた新しい価値を持つ店舗となりました。

職人の技、素材の選定、そして空間設計。そのすべてが調和した30坪の空間は、訪れる人々を優しく迎え入れ、特別な時間を提供し続ける独特な雰囲気の和食店が完成しました。

これもひとえに協力していただいたオーナーさんのおかげです。
また、飲食の内装工事というのは難易度が高く、専門性が高いのが特徴です。

同時に店舗専門で不動産と工務店をしている会社が本当に少ないという実態もあり、当社含め店舗専門の工事会社は非常にスケジュールが埋まっているような状態です。
そのため、一般の方では出会えないという業界でもあります。

当社、テナントエージェントは不動産事業部と、土井工務店は不動産事業として店舗専門の内装工事を行っており、内装、外装工事までワンストップで行っている珍しい会社です。
もし、開業を考えられている方がこの記事を読んでいただければ、お問い合わせください。

それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。

代表 土井健史

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